二人で読む物語　大晦日…

大晦日…

2003/12/31 二人の過去コメント : 0

海と奥さんは私と付き合う前は一応夜の生活はあったらしい。
だけど私と知り合って、彼は奥さんを抱かなくなった。

それって浮気してますってばれちゃうじゃない？
だから私から奥さんを抱いてくれるように頼んだ。

彼の家ではそのサインにお風呂に入るときに彼が枕の上にゴムを置いておくらしい。

私に頼まれ嫌々彼はそれを実行。
でも置く度に片付けられてない。
何度チャレンジしてもお風呂から出てくるとなかったらしい。

それでも疑われるのが嫌だから、奥さんにどうしてしないのか聞くように彼に頼んだ。

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彼は嫌そうだったけど、買い物に行く車の中で聞いたらしい。
そしたら奥さんの答えは…

「いい年してみっともないじゃない、近所の奥さんたちももうしてないから嫌だ…」

ということだったらしい…

いい年をしてみっともない？
それってひどくない？
子供を作らないからもうしたくないってこと？

彼はかなり怒ってもう絶対に奥さんとはしないと私に宣言をした。
奥さんがその気じゃないならちょうどいいって。

私はもうとっくに夫とは家庭内別居だったからそういう心配はなかったけど、彼が奥さんともしないって言ったことがすごくうれしかった。
奥さんはそれほどまでに苦痛だったのだろうか？
彼が嫌だったのか、その行為そのものが嫌だったのかはわからない。

彼は奥さんともしないっていうことは私としかしないんだ。
なんだかうれしかった。

彼と知り合って４ヶ月、喧嘩もしたけどお互いを知ることもできた。
年が明けて正月には彼がいつも初詣に行く場所へ私も行こうと思った。
彼の家と私の実家はそんなに離れていない。
年末から里帰りをして、

時間を合わせてお互いに初詣に行こう。
もしそこで会えたらうれしいよね？

って…

半分賭けのような初詣に期待を込めて、その年が暮れていった。

テーマ : 愛の軌跡
ジャンル : アダルト

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