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海(♂)

Author:海(♂)
二人の出会いから、別れに至る…切なくも激しいラブ・ストーリー

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海と別れている間に⑥


ある日、いきなりお昼に「今夜会えるけど」というメールがヒ○から届いた。
急な夜の外出は私にとっては実はとてもきついこと。
それでもその日を逃がしたら次はいつなのかわからない。
だから無理やり口実を作って家を抜け出した。

そしていつものホテルへ行き、ヒ○に抱かれた。
ヒ○に「部屋のテーブルに片足を乗せて」と言われた。
恥ずかしい格好。




そして私の中にヒ○の指が入る。
え?と思っている間もなく、すごい量の潮を噴かされる。

「見てご覧、この水溜り、いやらしいね」

と言われ、恥ずかしくなった。

そしてベッドへ。
舌や指で愛撫され、何度もイかされ、声も出ないくらいになっていたところへヒ○が入ってくる。
荒々しいSEX。

「駄目…噴いちゃいそう、怖い!」

私がそういうと、

「それを気にしてイケないの?だったら…」

とおもむろにヒ○自身を抜き、指を入れて噴かされる。
噴水のように出るのがわかる。
恥ずかしいとか思うことができないくらい頭の中が白くなる。

「いやぁぁぁぁぁぁっ…」

そう叫ぶのがやっとだった。

「もう見てみなよ、この潮、ベッドにいる場所ないよ」

とヒ○が笑う。
本当にベッド全てがびっしょり濡れている。

「ほら、冷たいからこれ敷いて」

とバスタオルを敷いてくれる。
そしてもう一度ヒ○が入ってくる。

「あぁ…気持ちいぃ…すごい…」

今度は快感がくる。

ヒ○はどこが潮を噴くポイントかわかるらしい。
だから殆どの女性を噴かすことができる。
めくるめく快感とはこのことなんだろう。
息ができない。
頭が白くなる。

体も満たされ、気持ちもその瞬間だけは満たされ、帰ってきた。
その途中で何気なく海に電話をした。

「今、外で車なの」

「ヒ○と会ってきたの?」

と聞かれる。

「うん、抱かれてきた」

沈黙が続く。

なぜあの時海に電話をしたのか、未だにわからない。
運命だとしか言いようがない。
同じ日の同じ時間、海は自分のブログに自分の想いをぶつけていた。
友達でもいいと思っていたけどそれは辛い、他の人に抱かれている私を知るのが辛い、そう書いていた。
そのことを海の口から聞いた。
しあわせな気分なのになぜ気持ちが揺らいだのか…
自分自身わからない。

とにかく帰ってからブログを見てメールをするから、そういって電話を切った。
ヒ○に抱かれてきて体中ヒ○に愛されて幸せなのに自分の感情がわからない…

帰って海のブログを見た。
なぜか涙がでた。
そしてメールをした。

「私がヒ○に抱かれることが平気ならこのまま会い続けるけど、
平気じゃないならもうヒ○とは会いません」


どうしてそういうメールをしたのか、自分が好きなのはヒ○なのになぜ海にそう言ったのか、今でもそれはわからない…



あの夜のこと…

を思い出すと、今でも涙が出る…
「友達でいい…」「我慢できる」
と自分で口にはするものの、僕のつらい気持ちは変わらなかった…
抑えようとしても嫉妬の嵐が心の中を吹き荒れた…
誠と過ごした幸せだった日々…があるから、その時の状況が我慢できなかったのだと思う。
あの日に帰りたい…幸せを取り戻したい…
といつも思っていた。
誠の綴るブログを読むと悲しくなった…
でも読まずにいられなかった…
そして、深夜の誠からの電話…
直感ですぐに「ヒ○に抱かれてきたな」とわかった…
その時何を話したのかは、今ではもうよく覚えていない…
ただ「僕の思いはブログに書いたから…」と言った記憶はある。

by海




テーマ : 愛の軌跡
ジャンル : アダルト

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