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海(♂)

Author:海(♂)
二人の出会いから、別れに至る…切なくも激しいラブ・ストーリー

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海と別れている間に⑦(完結)

海から返って来たメールには

「平気じゃない…正直な気持ち…
ブログに書いたとおりだよ…
でもホントにいいの?
後悔しない?」


そう書かれていた。
平気じゃない。
後悔するかもしれない。
それでも誰かを泣かしてまでしあわせになる自分に耐えられなかった。
私のしあわせの後ろで海が泣いている。
だったらヒ○とは別れて海に戻ろう。

海から

「戻ってくれるなら二度と手は離さない、愛してるのは誠だけだから」

とメールがきた。
私はヒ○にさよならのメールをした。
元彼がやり直そうと言っているから戻ろうと思う、と…

もともと付き合っている関係ではなかったから、ヒ○が怒ることはなかった。
そしてヒ○との関係は終わって海に戻ったはずだった。

でも気持ちはヒ○にある。
好きで好きでたまらない。
本当は別れたくなんかない。
私は海に内緒でヒ○にメールをした。

「セフレでいいから、時々でいいからまた会えませんか?」

ヒ○からは返事がこなかった。




海とやり直すといっても、どうしていいのかわからず、お互いギクシャクした日々が続いた。
会ってもぎこちない。
そこには

「私は大好きな人を諦めて戻ったのに、自分のしあわせを捨てて戻ったのにあなただけしあわせでどうして平気なの?」

という思いが強くあった。
もしかしたら憎しみに近いものもあったのかもしれない。

海とギクシャクした付き合いの中、どうしてもヒ○への気持ちが吹っ切れずにいた。
嫌いで別れたわけじゃない。
会いたい、抱かれたい…

忘れた頃、ヒ○から「セフレ」に対する返事がきた。
そこにはヒ○の真面目な気持ちが綴られていた。

「返事を書いても、誠を幸せにできるわけではないから、
あえて返事を書かなかった。

>一度壊れてしまった関係を修復するのは
>不可能に近いと身をもって知りました。

ついこの間、彼とやり直す決意をして、
どういう経過で今の気持ちになったのかはわからないけれど、
もっと時間をかけるべきじゃないかな。
誠を一番わかってる男性は、彼なんだから。
自分の臨む状態じゃないからといって、
目をそむけるのは安易な選択じゃないかな。

色々今まで経験したけど、
あの後家内に目を向けるようにしてるんだ。
今はそれなりに落ち着いてます。
ここで誠とまた関係をもどすのは、
人生~振り出しに戻っちゃうよ~笑。

誠の気持ちはうれしいです。
ありがとう。
またいつか、縁があれば逢いましょう。」


ヒ○の誠実さに、そしてもう戻れない関係に涙が止まらなかった。
リアルな友達には言えないけど、ネットの友達には言える。
一人だけ全てを知っている友達がいた。
彼女に電話をして全てを話した。
話している間も涙が止まらない。

そして「いい人を好きになったよね、嫌いになれたら楽だよね、つらいけど、海さんに戻るって決めたんだからしっかりしなきゃ」
そう言って一緒に泣いてくれた。

本当に嫌いになれたらどんなに楽だろう。
もう本当にヒ○には戻れない。
家庭に帰るという人を引き止めてはいけない。
なんで?どうして?
私だけがこんなに苦しんでるのに海は能天気にしあわせなの?
そこでまた海に怒りをぶつけてしまう。

ヒ○への気持ちは海との関係が修復され、元に戻ったときには想い出に変わっていた。
今は懐かしいという気持ちはあっても戻りたいと言う気持ちはない。

海は「申し訳ない」と何度か謝ってくれた。
私は言いたいことを全て海にぶつけ、泣くだけ泣いて、そして前よりずっと私を大事に想ってくれる海がいる。

別れてしまったことは私たちにとって必要なことだった。
そうお互い思うことができる。
彼はいかに私が大事な存在だったのか気付いてくれて、本当に守ってくれる。
確かに彼がいなかったら乗り越えられなかったことが今までにも沢山あった。
私は別れている間に色々あったけど、それはそれで必要なことだったと思うし、何より彼は私に潮を噴かせられるようになったことで彼自身のコンプレックスがなくなった。
ずっと私のブログを読んでいた海にとっては、私を噴かせられないことがコンプレックスでお互い触れてはいけないことだとわかっていたから。

海は私の気持ちがヒ○にあったこと、そこにかなり嫉妬していたらしい。
それは私を想っていたからこその嫉妬だったと今は思える。
確かにヒ○のSEXは下手ではない。
でも決して付き合う、恋人としての関係にはなれなかった。

運命という言葉で片付けるには格好良すぎるかもしれない。
だけど全てが必然だったと今は思える自分がいる。

海は本当に相手を想っていたら、ヒ○のように気持ちを残す別れは優しさじゃないという。
嫌われるように、気持ちを残さないのが優しさだと。
そうかもしれない。
でも私にとってヒ○が嫌な想い出になって健○と同じくくりになるよりはずっといい。
大切な大切な想い出。
その想い出ごと今の彼は愛してくれる。
もうヤキモチは妬かないから、ヒ○との日記は完結させてと言ってくれた海。

このブログが二人にとって本当に大切で、過去も未来も全て詰まっている、いたずらコメントやアフィリエイトに過敏に反応するのはそんなことがあったから。

一生一緒になれない彼と私。
でもここが二人の唯一一緒にいられる場所。
マイホーム。
だから大切にしていきたい。

海、ヒ○とのことで辛い思いをさせて本当にごめんなさい…
でももう過去だから。
不安定になることもないから、大丈夫だからね…



過去

今僕らは、過去のことをこうして振り返ることができるようになった。
そのことが何よりうれしい…
昨日誠に言われたように、僕は変わったなと自分でも思う。
「誠が幸せで笑っていられることが僕の幸せ」だと思うことができる。
昔はそうではなかった…
誠を泣かせてでも自分だけの幸せを押し通そうとしていた。
でもそれが、実は少しも幸せではないことがよくわかった。
誠を我慢させ、誠の心変わりを生み、結果的には自分がつらく苦しい思いをした。
そんな経験をしなきゃ気づくことができなかったなんてなんか情けない気もするけれど…
誠の苦しみが僕の苦しみ…
誠の幸せは僕の幸せ…
僕の方こそ本当に辛い思いをいっぱいさせてしまってごめんね!
そして僕にいろいろなことを気づかせてくれてありがとう…
これからもまた泣かせてしまうことはきっとあるかも知れないけど、僕はもう昔の僕とは違うから…それだけは間違いないから…
だから…二人で幸せになろうね!?
だからまた…誠をいっぱい逝かせるから…
って…いっぱいいちゃいちゃ楽しい時間を過ごそうね!?
愛してるよ…誠だけを心から…

by海






テーマ : 愛の軌跡
ジャンル : アダルト

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