二人で読む物語　病気…①

病気…①

2004/01/29 二人の過去コメント : 0

お正月が明けて、あれは確か1月の終わりごろだったんじゃないのかな。
その頃は、毎朝彼が通勤時に電話をくれていた。
電話が無理なときはメール

彼は仕事が忙しくて日中はメールも電話も全くなし。
お昼休みさえプライベートな時間がない部署にいた。
それがわかっていたから朝の電話は貴重な２人の時間だったのに。

その日、朝の電話が掛かってこなかった。

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おかしいなとは思った。
メールも来なかった。
だから会社につく時間を見計らって、

「どうしたの？」

とメールをした。

なのに返信がない。

彼からメールはこないけど、私からメールはするよって言ってあったから、心配で「どうしたの？」って送っても無視。
何度か遅刻ギリギリのときがあったから、又それかなって思ってた。
そういう時はメールだけはくれていたのにそれもない。

お昼になっても連絡が来なくて、夕方になっても連絡が来なくて不安でいっぱいになった。
だってこういう関係って、連絡がとれなくなったら相手がどうしてるのかわからないじゃない。
お互いの関係を知っているリアルな友達もいない。
まさか職場に電話なんてできない。

私の頭の中は、彼の安否でいっぱいになってしまった。
何かあったんじゃないかって。

テーマ : 愛の軌跡
ジャンル : アダルト

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