二人で読む物語　The First Christmas ③

The First Christmas ③

2003/12/22 二人の過去コメント : 0

観覧車から降り、閉園が近くなって花火とイルミネーションのショーが始まった。
Xmasバージョンになっている。
あちこちで男女の影が重なる。
私たちも暖め合いながら花火を見た。
それはとても綺麗で忘れられないXmasの一日になった。

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遊園地を出ると時間はもう９時に近かった。

さっきの雪と花火とイルミネーションが綺麗でお互いにもっと一緒にいたい気持ちが強くなる。
インター手前のホテルに車を入れ、時間がないのに慌しく愛を確かめ合った。

あの頃はデート＝ホテルでHだった。
それが愛を確かめる手段。
不安でしかたがない気持ちを確かめる為に抱かれる。

いつものように海は私の中に、熱いものをたっぷりと放った。
私は彼がイク＝射精の瞬間にイク！
でもそれ以前に逝ってしまうことが多いので、彼がイク回数よりも私がイク回数の方が必然的に多かった…

夢のようなXmasのデートも余韻に浸る間もなく家に帰らないといけない。
夜遅くなれば怪しまれる。
それを避けるためにも、次に会うためにも早く帰らなければ。

ホテルを後にして帰路についた。
寂しい。
もっと一緒にいたい。
でも帰らなければいけない。

いつの間にか２人の間で１０年後という約束ができていた。
１０年すれば子供たちも一人前になる。
そうしたらお互いに家を出て一緒に暮らそう。
夢のような話。
実現するかなんてわからない。
でもそのために子供を犠牲にはできない。
だから１０年。

そんな思いを胸にはじめてのXmasは終わった。

テーマ : 愛の軌跡
ジャンル : アダルト

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