海が今日の日記で男のエゴについて書いている。
別れる前と元に戻ってからでは確かに彼は変わった。
別れる前は俺様でいた海。
私が合わせて当然で、自分が悪くなくても私が必ずと言っていいほど謝って仲直りをしていた。
それが疲れてきて別れた。
そして海が彼なりに考えて元に戻ったはずだった。
私の笑顔がみれればそれでいい、確かそんな風に言ってたように思う。
でも、今日の日記を書き終えたあとのメッセで、たまには自分のことを褒めて書けと言った。
私はここのところ真面目にどれだけ彼を愛しているのか、どれだけ足を引っ張らないようにしていたのか、会いたいのにわがままを言ったらいけないと我慢してたのかを書いていた。
それが彼には全く伝わってなかったのかと悲しくなった。
これ以上何を書いたら彼は満足するのだろうか?
「俺は誠にふさわしい男か?」
と聞く。
そんなの考えたことがない。
ふさわしいって誰が決めるの?
ふさわしくなかったら付き合わないの?
例えばお金持ちの人と貧乏な人はふさわしくない。
でもそれは誰の基準?
お互いが愛し合っている、それだけじゃ駄目なの?
私はこんなにすばらしい人と付き合ってこれだけ愛されて、すごいでしょ?こんなにしあわせなのよ。
そう書けば満足するのだろうか?
私は彼を喜ばせるだけの道具になってしまう。
私の言葉、私の感情、今まで書き綴ってきたことが伝わっていないということになってしまう。
私の表現が稚拙だから伝わらないのだろうか?
私の文章が下手だから伝わらない?
愛してる
愛してる
愛してる
愛してる
愛してる
愛してる
何回書けば満足するの?
もうこれ以上は無理だよ。
私にこれ以上求めないで。
もう私には応える術がない。
私はあなたにふさわしい女じゃない。
あなたが求める女にはなれない。
だからあなたが求める言葉をあなたが欲しい言葉を、あなたが言うとおりにしてくれる女を探してください。
私は操り人形じゃない。
私の感情があって私の言葉がある。
それが伝わらない人とはわかりあうことができない…
テーマ : 愛の軌跡
ジャンル : アダルト