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海(♂)

Author:海(♂)
二人の出会いから、別れに至る…切なくも激しいラブ・ストーリー

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苦しみ

こういう関係ってお互いを信頼してなかったら続けられない。

確かに2日連続で海は寝てしまった。
奥さんがいないのだから、もっと沢山電話できたのにとか思うのは私のわがままかもしれない。

それでも家に帰ったら電話もままならないのに折角の時間を…と思うのは本当にわがままなのだろうか?
そして私が書いた日記に疑いを持って本当に女性だけで行くのかと疑ったり、リアルで知っている彼の友達からの半年も前のメールに喧嘩を仕掛けるごとく、

「俺の女に手を出すな…」

とメールをしてみたり…

散々言い合った挙句、体調が悪かったからと言い訳をなぜ今頃?
だったらもっと早くそれを言えばいいのに、今は全てが言い訳としか思えない。

言葉だけのことを疑うということは、そこに信頼関係がないということ。
私は海に信じられていないと言うことがわかったことがとてもショックだった。
私がそんなにふらふらして見えるのだろうか?
他の人に行ってしまうように見えるのだろうか?

そこまで束縛するのだったら自分はどうなのだろうか?
自分は自分の生活を守るのに、私には束縛を求める。
息苦しくなってくる関係。
信じられていない関係。

一度別れているけれど、そのときも同じような息苦しさがあった。
その隙に他の人が入ってきた。
それと何も変わらない。

彼は変わったと思っていたけれど、何も変わっていなかった。
束縛され、自分は勝手な行動をし、それの間で苦しむ私のことは何もわかってないのだろう。

それだったらもう続けていく意味がない。
息苦しさを抱えて疑いながら付き合っていくのだったら、こんなにリスクを背負う恋愛をする意味がない。

気持ちがトーンダウンしていく。

「暫く距離をおきましょう…」

そう送ったメールに返信もなく、きっと今、あのときのように、

「暫くではなく永遠にさようなら…」

とメールがきたら「わかりました」と同じ展開になるのだろう。

彼はどんな答えを出すのだろうか?
俺は変わった、馬鹿男と一緒にするな、そう言ってたけれど、どうやってそれを証明してくれるのだろう?

私はもう疲れてしまった…



テーマ : 愛の軌跡
ジャンル : アダルト

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