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海(♂)

Author:海(♂)
二人の出会いから、別れに至る…切なくも激しいラブ・ストーリー

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心機一転


彼が書いているように、本当にこの一週間は疲れてしまった。
二度と誰も信じないと思ったし、彼とももう終わってもいいとも思った。
それほどにここ数日の出来事は私にとって精神的ダメージが強かった。

彼は昨日電話をしてきて、ちゃんと話したいと言ってくれた。
でも私は心を閉ざしてしまって

「話してもわからない人とは話したくない」

と電話を切ってしまった。

それでも彼はメールで

「ちゃんと話そう!」

と言ってくれたので、今日、会って話してきた。

ここ数日のことがなければカップル喫茶に行きたかったけれど、まずは話をしなければとも思ったし、とても今日はそういう気分になれなかった。

とりあえずいつものように彼の車でいつもの方向へ。
車の中で色々話して少し気持ちがほぐれてきた。
彼が運転していたら話もゆっくりできないし、とりあえずネットカフェへ。
そこに着くまでにいつもの二人には戻っていたけれど、エッチな気持ちにはなれず…



ネットカフェのカップルシートに入り、彼はPCを触り、私は漫画を読んでいた。
彼は私に触りたがっていたのがわかっていた。
キスしたいんだろうな、体を触りたいんだろうな、そんな空気が読めた。
だけど私の体がそこまでついていけなかった。

結局2時間近くそこにいた後、ゆっくりしたいね、と、車はラブホへ。
ここ数日の諸々で熟睡できていない私はとにかく寝たかった。
彼に、

「私が寝たからって拗ねないでよ」

と釘を刺し、とりあえず部屋へ。

お風呂はいつも彼がお湯を張ってくれる。
「入れるよ」との声にお風呂に行くと泡風呂になっていた。
二人でゆっくり湯ぶねにつかり、色々話しているうちに、カリカリして閉ざしていた私の心が彼には開くことができた。
いつもの二人。

お風呂の中でお互いに向かって泡を飛ばす。
だんだんエスカレートして、彼の頭も顔も泡だらけ。
彼はシャンプーをする羽目になった。

お風呂から出てベッドに入り、それでもキスもお預けのまま彼に後ろから抱かれてうとうとと…
気付いたら二人とも寝てしまっていた。

ふと気付いたらもそもそと布団の中で彼の手が動いている。
私の体をまさぐり、キスをして胸をもてあそんで段々と下に降りていく。
私の体はすでに反応をし始め、慣れた彼の手や舌に感じている。
絶対に声は出さない、感じないと決めていたのに気付いたら吐息が漏れていた。

私が濡れているのを確認すると彼が入ってきた。

「あぁ…」

彼が動くたびに感じてしまう。
声が段々と大きくなる。

ふっと彼が動きを止め、もう一度指を私の中へ。
あっと思ったときは遅かった。
得意気に潮を噴かされ私は頭の中が白くなった…

「あぁぁぁぁ!…やめてぇぇぇッ!」

それを言うのが精一杯だった。
足にも飛沫が掛かったのがわかるほど水浸し。

そしてもう一度彼が中に入ってきた。

「ほら、どこが感じてるの?」

と彼。
私は言えない。

「言わないと抜いちゃうよ?言ってごらん」

「言えない…」

抜かれてしまった。

「いやっ」

彼がもう一度入ってきて激しく動く。
海のモノが当たって噴きそうになるのを必死に我慢した。

「一緒に逝くよ」

と彼。

気持ちも体も一つになって一緒に果てた。
その後も彼が中にいる間、ずっと感じてイキっ放しだった私。

久しぶりに彼の腕の中でゆっくりとした時間が過ぎていった。
たまにはこうやって二人だけの時間があってもいいのかもしれない。
特に疲れているときは。

例の二人からは怖いくらい何も言ってこない。
もしかしたら脅すことを考えて私のことをリサーチしているのかもしれない。
それでもいい。
私は間違ってない。

彼がいるから強くなれる。
心を閉ざしてしまっても、彼にだったら開くことができる。


今日からまたエッチな誠に戻ります


今日は昼間、またゆっくり寝かせてあげられず…
許可なくキスやHなことや、潮噴きをさせちゃってごめんなさい…
それにしてもいっぱい噴いたよね?
某「カップル喫茶」は「禁止」だったの、わかる気がするね!?

by海



テーマ : 愛の軌跡
ジャンル : アダルト

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