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海(♂)

Author:海(♂)
二人の出会いから、別れに至る…切なくも激しいラブ・ストーリー

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『ドクター・マヤの診察室』 ➀

このお話は、昔々にメールフレンドと一緒に考えた合作です。
「夜間飛行」の続編になる話です。

『ドクター・マヤの診察室 Part 1』

ううっ・・まだ頭がフラフラする・・・
出張先のニューヨークに着いてから、ずっとこの有り様だ。
昨日、機内でCAの彼女=マヤと悪ふざけが過ぎたのかな・・・
とりあえず、先方は理解してくれたから、何とか会議は切り抜けたけど、
まだ1週間も滞在が残ってるから、
やっぱり彼女が紹介してくれた医者にでも行ってみるか・・・

   Maya D. Goldman, MD    医師 マヤ・D・ゴールドマン
   Internal Medicine/General Practice  内科専門/一般開業医
   Office: (212) 072-3969   電話: (212) 072-3969
   Cell: (212) 072-6939   携帯: (212) 072-6939
   By Appointment Only    完全予約制


女医か・・・ちょっと苦手なんだよな・・・
何だか高慢チキそうで、鼻持ちならない人種のような気がして・・・
でも、まあ、美人だって言うし、日本語も堪能だって言うから、
見物のつもりで行ってみるか・・・
トゥルー、トゥルー、トゥルー・・・(電話の発信音)

“This is Dr. Maya Goldman’s office, may I help you?”
(はい、こちらドクター・マヤ・ゴールドマンのオフィスですが、ご用でしょうか?)


「(ううっ、、、いきなり英語だ・・・)・・あ、あの・・・」

「ハイ ドクター・ゴールドマン ノ オフィスデスガ 何カ ゴ用デスカ?」

「あ、杉本麻耶さんの紹介でお電話しました、海野海といいますが・・・」

「ハイ オ伺イシテイマス。ソレデハ 何時ガ ヨロシイデスカ?」

「あの、、、仕事が8時まで入っているのですが・・・」

「夜遅クナッテモ 構イマセン。ソレデハ 9時ニ イラッシャイマスカ?」

「はい、それでお願いします。」

「場所ハ マジソン・アベニュー ノ 68丁目ト69丁目 ノ 間ノ・・・」

「わかりました。それでは9時にお伺いします。」

「オ待チシテイマス。」

チンッ!

何だか、用件のみって感じの冷たい電話だな・・・
これだから女医ってのは嫌なんだ・・ツンケンしちゃってさ・・・
ん・・?でも、待てよ・・・
あの女医が電話に出るってことは、
受け付けも看護婦もいないのかな・・・?
ううっ・・ますます、苦手だ・・・!
ううん・・でも、早く治して
あのマヤと明日にでも会いたいし、我慢、我慢っと・・・

-----------------------------------------------

“Hey, taxi!”
(ヘイ、タクシー!)

キキキーッ・・・!!・・ガチャ・・・・・バタンッ・・!

“I wanna go to this address, please!”
(この住所にお願いします。)

“O.K.!”
(オーケー!)

ブオ~ンッ!・・・・・

ふ~っ、、、接待が長引いてこんな時間になっちゃったよ・・・
約束の時間に30分も遅れてるけど大丈夫かな・・・

“Sir? That is the place you wanna go. Is it all right here?”
(お客さん、あそこがお客さんの目的の場所ですが、ここに止めても構いませんか?)

“This is fine, thank you!”
(いいですよ、ありがとう。)

へぇ・・マンハッタンにも住宅街のような所があるんだな。
一本、道を横に曲がっただけで、
都会の喧騒とは無縁の閑静な住宅街・・・
僕のホテルともそんなに遠くないし、いい場所じゃないか・・・

ピンポーン!(インターホンの音)

“Yes, who is it?”
(はい、どちらさまですか?)


「あ、、、海野です。遅れて申し訳ありません。」

“Come in.”
(お入りください。)


ブッブーッ!・・ガチャ・・・・・バタン・・・

さすがアメリカの医院だけあって、豪華なインテリアだ・・・
至る所にアンティークの家具が置いてあるし、
壁には一面に洒落た絵画が掛かっていて・・・
消毒臭い白い壁に白い天井のお決まりの病院ってイメージが全くない・・・
もしかして、自宅兼オフィスなのかもしれないな・・・

“Hi, this is Maya Goldman, nice to meet you.”
(私がマヤ・ゴールドマンです。お目にかかれて光栄です。)


「あ、、海野です。すみません、接待でこんなに遅れてしまって・・・」

「本来ナラ モウ 診察シナイ トコロデス。
ワタシ 小サイ 日本人ノ 男キライ。デモ アナタ 友人ノ 紹介。
ワタシ医者 アナタ患者 ワタシ 診察スル 義務アリマス。
ココハ ワタシノ 自宅デモ アリマス。
今日ハ モウ 何モ 用ナカッタ ノデ アナタ ラッキーデシタ。」


「そうですか。よかったです。本当に申し訳ありません・・・」

いきなりコレだよ・・・
患者を何だと思ってんだ!
金髪美人じゃなかったら、もうとっくに帰ってるゾ・・・!
ん・・?でも、彼女、白人にしちゃあ、東洋系の顔だよな・・・
背もそんなに高くないし・・・僕よりちょっと低いぐらいかな・・・
日本で育ったって言ってたから、
ハーフなのか・・それともクォーターなのか・・・
どちらにしろ日本人好みの顔立ちだ・・・

「ハイ ジャ 早ク コッチ 座ッテ!」

「はい・・・」

コレだもんな・・・
性格だけはアメリカ人そのものだ!

「・・ドコガ ドウ 悪イノカ 説明シテ下サイ・・・」

「えっと、、、昨日、こちらへ来る飛行機の中で熱が出てしまって・・・
それからずっとこの調子なんです・・・」

「ワカリマシタ。マズ 喉ノ奥 診マス。口開ケテ・・・」

「あ~ん・・・・・うえッ・・」

「チョット 赤クナッテマス。ソレジャ 上脱イデ 下サイ・・・」

「はい・・・」

「聴診器当テマス・・・・・・・・」

うひゃ・・冷たい!
・・ん・・・?
何だか彼女の手が僕の乳首に当たったけど、気のせいかな・・・?

「・・ハイ 後ロ 向イテ・・・・・オーケー デス。
今度ハ 耳ノ中 診マス・・・・・」


・・ん・・?
心なしか彼女の息が耳にかかったような気がするんだけど、
それも気のせいか・・・
ううっ・・でも、何だか刺激されたみたいで、
大きくなってきちゃったよ・・・

「ハイ 大丈夫。中耳炎ジャ アリマセン。
・・ジャ コチラノ診察台ニ 仰向ケニ 寝テ下サイ・・・」


「はい・・・」

「チョット オ腹ヲ 診ルノデ アナタノ ベルト 外シテ・・・
ズボン 下ゲマス。・・・ヨロシイデスカ?」


ヨロシイデスカ・・?って言ったって、
この場合、仕方ないじゃないか!どうしろってんだ!
う~っ・・前がテント張ってるの見られちゃうよ・・・
どうしよう!

「・・オ腹 触リマス・・・」

・・もう、どうにでもなれ!・・・

「・・・・・!!」

あああ・・気付かれてしまったみたいだ・・・
恥ずかしい・・・けど・・
こんなになったのはアンタが悪いんだからな・・!


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テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

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