二人で読む物語　『夜間飛行』　③

『夜間飛行』　③

2012/11/05 妄想話コメント : 0

（機内アナウンス：業務連絡、業務連絡、、、
　　　　　　　　　客室乗務員はＣ－３Ａ－１を確認して下さい・・)

はい、はい、、、わかりましたよ～だ・・・
・・・ＯＫ・・・じゃ、
マヤもシートベルトしなくっちゃ・・・

ガチャ、ガチャン・・・

ヒュ～ッ・・ゴーッ・・・ゴゴゴーーーッ・・・・・・・・
(離陸３０分後)

ピンポーン！(シート・ベルト着用サインが消える)
ガチャガチャガチャ・・・ざわざわざわ・・・・・・

（機内アナウンス：皆さま、只今、シート・ベルト着用のサインが消え
　　　　　　　　　ましたが、飛行中、気圧の関係で機内が揺れること
　　　　　　　　　がございます。
　　　　　　　　　皆さまの安全のため、できるだけシート・ベルト着用
　　　　　　　　　のまま、お座席にご着席下さいませ。
　　　　　　　　　アテンション、プリーズ・・・）

さてと・・・お食事とお飲み物の用意だわ・・・

「海野さま、、、お取り込み中失礼致します。」

「あ・・いいんですよ・・・」

「本日は和食と洋食をご用意しておりますが、どちらになさいますか？」

「そう・・しばらく和食もご無沙汰になるかもしれないから和食にしよう
かな・・お宅の会社の機内食はいつもなかなかいけますからね。」

「はい、、かしこまりました。食前酒がございますが、いかがなさいますか？
・・・ご遠慮なさいますか？」

「そう・・また食後に頂くことにするから・・・」

「はい、、かしこまりました。それでは、お食事中のお飲み物は何に
致しましょう？」

「何があるの？」

「ええ、、そうですね、、、日本酒、ビール、ワイン、ブランデー、
ジュース各種をご用意致しております。ビールはアサヒ、サッポロ、
バドワイザーがございます。ワインはボージョレーの赤、シャブリなどを
取り揃えております。お食事後は日本茶、紅茶、コーヒー、デザートを
ご用意致します。」

「じゃあ、バドライトと・・食後にはコーヒーをお願いします。」

「かしこまりました。それでは少々お待ち下さいませ。」

・・・ちょっとネクタイを緩めた格好も素敵・・・
ノート・パソコンに向かう真剣な眼差しも・・・
さすがはビジネスマンって感じ・・・
あんな人に抱かれたらどんな感じなのかしら・・・
あん、、マヤったら何考えているの・・・！
だめだめ、仕事、仕事・・・

「海野さま、、お食事とお飲み物をお持ち致しました。」

「おや・・早かったですね・・でもほんとに僕しか居ないなんて・・
これもテロの影響ですね。・・ま、おかげで貴女にこんなによくして
いただいて・・今日は楽しいフライトになりそうだ！！・・じゃあ、
いただきますね・・・」

「あ・・はい・・・では、ごゆっくりどうぞ・・・」

　　　話すときの笑顔がほんとにチャーミングだなあ・・・
　　　よし・・食事の後は少しでも用を言いつけて引き留めちゃお！！

(食後・・・)

「あ、、はい、海野さま、、、いかがなさいましたか？」

「この後の機内サービスの予定はどうなってましたっけ・・？」

「はい、、、この後、映画を数本ご用意致しております。本日は
トゥーム・レイダー、猿の惑星、エンジェル・アイズとザ・メキシカン
を上映予定でございます。そちらに備え付けのガイドブックを
ご確認頂きますと、座席前の個人専用画面で別の映画・テレビ番組も
ご覧になれます。」

「ああ・・ここでね・・・」

「では、ごゆっくりと・・・」

「あ・・ちょっと・・・」

「あ、、はい、、、」

「もちろん・・寝てもかまわないよね？」

「機内は照明を暗く致しますので、お休み頂いても結構です。」

「そう・・それからトイレは？」

「はい・・？　ああ・・ファースト・クラス専用のお手洗いはあちらに
ございます。それでは・・・」

「あ・・もうひとつ・・・」

「はい・・」

「また用を頼みたいときには・・？」

「何か御用の際はこちらのボタンを押して頂きますと、客室乗務員、、
あ、わたくし、杉本でございますが、、、すぐに参りますので
お申し付け下さい。」

「分かりました・・・」

「それでは失礼致します・・・」

「いろいろ、ありがとう・・・」

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テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

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