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海(♂)

Author:海(♂)
二人の出会いから、別れに至る…切なくも激しいラブ・ストーリー

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切なくて。。。



あんなに昨日はきっぱりと元彼のこと、さよならしたはずなのに。。。
アドレス変えるからとさよならメールして、実はアドレス変えてなくて、受信拒否にしただけで。

不安だから誰かにそばにいて欲しくて彼に今週会えないかとメールはしたけど、本当に会いたくてそばにいて欲しいのは彼じゃないことに気付いてしまった自分。

でもきっと昨日返信してメール届かなかっただろうから、もう二度と来ることはない元彼からのメール。

さっき、元カノのブログちょっとだけ見ちゃった。
彼のしあわせを思って私に託したらしいけど、彼女のブログはこんなにも私は彼を愛してるって読めちゃって、その気持ちに対抗するだけの、そこから彼を奪うだけの強さは私にはないから…
恋愛は勝ち負けじゃないけど、彼女には勝てない。

私は一度も彼女のように、愛してるって言われたり、体中愛してもらったことはないけど、あの日、別れ間際に抱きしめられて「好きだよ」って言ってもらえたこと、それだけで思い出にしなきゃ。

きっととことんお互い傷つけあったほうが、さよならしやすいんだよね。
それがないからいつまでもずるずるしたり、堂々巡りしたり…

だけど、別れたって言ったのに、別れてなかったこと、まだ彼女と会ってたこと、抱いてたこと、それを知って彼とは付き合ってはいけないから。
今後彼女と別れたとしても、ずっと疑ってしまうのはわかっているから。
だったらつきあわないほうがいい。
さよならってしたまま、もう終わったほうがいい。

でもこの切なくて悲しい気持ちはどこに持っていけばいいのか…
いつもより明るく振舞ってしまう自分が情けなくて泣くこともできない。

あの日、私が半ば余命宣告されて心も体も弱っていなければ、きっとは私とは会わなかったと思うし、好きだよとも言わなかったと思う。
あれはきっと同情からの好きだという言葉だったと思わなければ…

でも彼がいたから私は前を向いて生きようと思えた。
彼がいなかったらきっと私は今、ここにはいなかった。
それは紛れもない事実。
だから彼には感謝の気持ちは沢山あるけど、恨みも憎しみも持ったらいけない…

でも同情でも一度でいいから彼に抱かれたかった…
一生彼には言えない、届かない私からの「愛してる」の言葉…

最後に聞いてみたかった。
一瞬でも私を愛しいと思う気持ちがあったのかと。
女として、抱きたいと思ったことがあったのかと。
聞いたところでもうどうしようもないけれど。。。

だけど最初から二人の間に入り込む隙間なんてなかったのかもしれない。
彼は認めてなかっただけで、彼が愛しているのは彼女なんだと元カノのブログを読めば読むほど思い知らされる。

私はほんのつまみ食いだった。
食われてもないけど(笑)
からかうにはちょうどいい女だった。
ただそれだけ…
それがよけいに切なさを誘う…



テーマ : 愛の軌跡
ジャンル : アダルト

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