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海(♂)

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二人の出会いから、別れに至る…切なくも激しいラブ・ストーリー

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美談


四川地震で生き埋めの女性、励まし続けた男性と結婚

2008/12/15(月) 22:48

四川大地震で104時間生き埋めになった女性が、発見から救出まで「僕たち、結婚しよう」などと18時間にわたって励まし続けたボーイフレンドと結婚したことが分かった。15日付四川新聞が伝えた。

■年下男性が交際申し込み、「押しの一手」でついにOK

  女性の名は賀晨曦さん。四川師範大学を卒業して、同省北川県で中国農業発展銀行に勤務していた。2年前に母校の卒業・在校生パーティーに出席した折、在学中でコンピューターを学ぶ4歳下の鄭広明さんと知り合った。鄭広明さんは一目で賀さんが好きになり交際を申し込んだが、年上であることを気にした賀さんは拒絶。しかし、鄭さんは「押しの一手」で申し込み続け、とうとうふたりはつきあうことになった。

  鄭さんは就職をうまく決めることができず、卒業後は成都市で臨時雇いの仕事をすることになった。ふたりは遠距離恋愛を続ける仲だった。2008年5月12日、鄭さんはたまたま休暇をとって北川県に賀さんを訪ねていた。賀さんの部屋で帰りを待っていた午後2時21分、地震が発生した。

■彼女はがれきの下で生きていた! 「僕たち結婚しよう」

  賀さんの勤務していたビルは倒壊し、安否は不明だった。鄭さんは希望を捨てずに待ちつづけた。すると16日になり、救助隊ががれきの下に閉じ込められている賀さんを発見。生きていた。

  しかし賀さんは足をはさまれており、助け出すことができない。余震で建物が再び倒壊する危険もあったが、鄭さんは救援隊が掘った穴に頭部を入れて、叫んだ。「僕たち結婚しよう! 式は中国式がいいかい? それとも洋式かい?」。賀さんは明らかに、生きることへの希望をかきたてられた様子だったという。

  鄭さんの励ましは、それから18時間続いた。賀さんが救出されたのは、生き埋めになってから104時間後だった。

  しかし鄭さんは手放しで喜ぶわけにはいかなかった。長時間にわたり足を圧迫されたため、賀さんには障害が残る可能性があると聞かされたからだ。結婚のことを自分に問いなおした。しかし、意思に変わりはなかった。生涯、彼女と添いとげる決意を確認した。

■障害が残り、生活が厳しくても愛に変わりはない

  賀さんは重慶市で治療を受けた。綿陽市の実家に戻ったのは8月。そして鄭さんは、結婚相手を自分の両親に紹介するため、賀さんを故郷の黒龍江省に連れて行った。賀さんは右足を切断していた。長時間の歩行ができない賀さんを、鄭さんは背負った。一言もぐちは言わず、ただ優しく賀さんを扱った。

  ふたりが結婚の手続きをしたのは10月7日。生活に余裕はない。式もなければ花束もない、およそロマンティックではない結婚生活の始まりだったという。賀さんには右手の麻痺も残っていたが、徐々に回復しており、たいていの家事はこなせる。鄭さんは、毎日仕事に行く。ふたりは仲がよいが口喧嘩もする、ごく普通の夫婦だ。運命による残酷な試練も受けたが、ふたりは最も自然な結果に落ち着いたという。

  陽気で冗談好きは、鄭さんの長所だ。「生き埋めの彼女を励まし続けた男性」ということで、マスコミにも取り上げられ、有名になった。そこで、ニヤリと笑って「おかしいなあ、何でファンからのラブレターが届かないんだろう」とつぶやく。賀さんはすかさず、お返しの「愛のパンチ」。夫の“浮気の虫”を封じるという。ふたりの生活には、いつも活気がある。

■「がれきの下の約束」果たせる日が近づく

  ただ、鄭さんには気にしつづけていることがあった。結婚式を挙げていないことだ。賀さんが生き埋めになっているとき、鄭さんは洋式の結婚式を勧めた。「ウェディングドレスがきれいだよ」と。実は賀さんの最初の希望は「中国式にしたい」だった。鄭さんが勧めた結果、「じゃあ、結婚式は2回。最初は洋式、次は中国式」と答えた。鄭さんは「それに決まり。君の言うとおりにしよう」と約束したはずだった。

  そんな時、北京のテレビ局から「結婚式をプレゼントしたい」との申し出があった。鄭さんらは、受けることにした。ふたりは14日、北京に旅立った。思いがけない形ではあったが、がれきの下でかわした約束は、何にもまして実現させなければならなかったからだ。(編集担当:如月隼人)



これは本当に美談ですね!?

中国の話となると本当にあきれた話ばかりに目が行ってしまいがちな僕ですが・・・

この話には感動させられました。

いいなあ・・・

純粋であることは・・・・アップロードファイル




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