私は海と付き合いながら、確かに彼を愛していたけれど、自分を殺していた部分があった。
それは言ってしまったら海が気を悪くする、嫌われる、そういう思いからの我慢だった。
家での私も我慢しかなく、海と付き合っていても我慢しかなく、だんだんと限界が近づいていた。
あの頃、丁度私が体を壊し、仕事もドクターストップで辞め、精神的にもつらい時期だった。
彼なりに理解していたようだけど、それでもやっぱり自分を貫く彼には私の全てを理解することはできなかった。
全てがぼろぼろになっていた頃、例のmichiyo彼の健○が私に真面目な相談メールをしてきた。
マメにメールをするうちに、優しい言葉に私の気持ちは動いた。
michiyoとも別れたと言い張るし、私に好きだとも言ったし(ログは全てとってあるけど)気持ちは完全に○仁に傾いた。
でも海にさよならも言えずにいた。
そしてネットの仲間が癌で亡くなった。
それが私の決定打だった。
落ち込み、海に、
「暫く放っておいて…」
とメールをした。
すると海からは
「暫くではなく永遠にさようなら!」
と返ってきた。
いつもならその言葉に食らいつくのに私は
「わかりました、さようなら…」
と返して終わった。
テーマ : 愛の軌跡
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