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Author:海（♂） カテゴリー
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最初…⑦私は海と知り合う前に、何人かと付き合った。 付き合ったと言ってもみんな遊び。 私は本気になるけど、その気持ちを隠して、相手が遊びだからそれに合わせた。 １年半付き合った人もいたけど、その人は本気だとは決して言わなかった。 「愛してる」「好きだよ」もベッドの中だけ。 食事をすることもあったけど、友達以上恋人未満。 まぁ、私以外にもそういう女が結局はいたんだけど。 彼と知り合ったちょっと前に、すごく好きな人がいた。 でもその人は過去に真剣になって以来恋愛には臆病になって誰とも付き合うつもりはないと言い切っていた。 だから携帯アドレスも教えてはくれなかった。 彼のパソコンアドレスと私のパソコンアドレスでのメール。 彼は返事もマメじゃなくて会うのも月に１度くらい。 本当に会ってホテルに行ってするだけ。 でも好きだった。 その彼はプチSで私をプチMにした人。 初めて潮を噴かされた。 ベッドに大量の水溜り。 笑いながら、 「ダメだなぁ、こんなに噴かすつもりはなかったのになぁ…」 と言った。 もしかしたら彼のテクニックが好きだったのかもしれない。 その彼のお父さんが病気になり、音信不通に。 やっと連絡が来たときには、海と付き合いが始まろうとしていた… 続きを読む前にぽちっと・・・よろしく！＾＾ ↓  ランキングに参加中 誠のどこが好きかと問われたら、今はその人柄や生き様、人生観… 明るさ、優しさ、思いやり…といった性格と答えるだろう。 何より一緒にいて癒されて幸せな時間を過ごすことができる… それはこれまでの４年以上になる長い付き合いの中からこそわかったことだ。 しかし… ネット上で知り合い、メール交換を始めて数週間… のその時点で、彼女のどこが好きかと問われたら、自分の好みに合う容姿、Ｈの好みやＨにフランクなところ…としか答えようがなかった。 確かに自分の好みに合う女性だと思った。 だからこの人となら長くつきあっていきたい…と望んだ。 でもそれは「愛している…」と答えるにはあまりにもまだ彼女のことを知らなさすぎた。 もちろん、どんな出会いでもそう簡単に相手のことが分かるわけではない。 確かに若いうちだったら… 自分一人の身軽な立場なら… 自分の好みにあった人と出会い、その人とつきあいたいと思えば、その時点でその相手に全てを捧げることができるだろう。 しかし… 大人になって、いくつもの苦い恋の経験をし… 現実に家庭を背負っている身ではそうは簡単にいかないのではないだろうか？ 今、当時のことを振り返ってみると、彼女になかなか名前や自分の全てを打ち明けられなかったわけは、自分が傷つきたくなかったから… つまり、うまくいかなければ… 自分が好きになっても彼女がそれを受け入れてくれなかったり、二人の間がうまくいかなくなったらいつでも自分が傷つかずに別れられるように… と、自分を守ろうとしていたのだと思う。 若い頃に比べて、恋愛に対して臆病になったり、なかなか人を好きになれなかったりするのは、そういう防衛本能が働くからだ… 自分が傷つきたくないからだ…と僕は思う。 誠が過去の女性と似ているという話… 別に容姿が似ているというわけではない。 でも明るく天真爛漫な性格（表面上は＾＾）と饒舌なところは似ていた。 それは僕の好みの女性がそういう女性だから… 僕は、自分の好みに合う女性なんだ…タイプなんだ… ということが言いたくて、彼女に過去の女性と似ていると言ったつもりだった。 ところが、彼女はそこで泣き出した。 正直びっくりしたし、とまどった。 「私は身代わりなの？」 と、彼女は言った。 過去の恋愛が忘れられず、その過去の女性のことが今でも好きなのだったら「身代わり」ということになるのかも知れない。 でもその女性とつきあったのは、10年近く前の話だし、それは終わった恋で未練があったわけでも何でもなかった。 だから彼女の問いに「違う」と答えた。 by 海 コメントの投稿
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