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海(♂)

Author:海(♂)
二人の出会いから、別れに至る…切なくも激しいラブ・ストーリー

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初体験と海と知り合うまでのSEX ②


しばらくたって中学に遊びに行ったとき、その先生は私に言った。

「あのときのことはなかったことにしてくれ、誰にも言わないでくれ…」

と…

我が身を守ることだけを考えた行動だった。

ヴァージンをあげなくてよかった。

それだけが救いだった。


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その後も数人と付き合ったけれど、経験済みと言うのが相手に悪いような気がして、どの人にも「初めてなの…」といい、痛がり、演技をした。

みんなそれを信用した。

旦那でさえそれを信じたのだから。

彼と知り合うまでは全て受身のSEX。
相手の性欲処理。
言われるまま、されるがまま。
自分から動くこともなかったし、上に乗るなんて考えもしなかった。

SEXでイクということも結局わからなかったし、気持ちいいと思えたのはあそこを舐められたときだけ。
それでもイッた演技は必ずした。

「あん、そこ、そこがいいの…」

「だめ、イっちゃうよぉ…」

「あぁぁぁぁぁぁ…」

今考えると体は全く反応してなかったのに。

初体験の相手と数年して偶然会ったことがある。
それは私の同級生とそいつが結婚するとわかったから。
偶然とは本当に恐ろしい。

「おまえをイかせられなかったことだけが後悔してる、今からしないか?」

と言われた。

はぁ?

愛のないSEXはしない主義だから…

だから笑って断った。

自分のテクニックの無さを棚にあげてよく言うわ。

女性は絶えず受身でいなければいけない、それに捕らわれて楽しむSEXをしてこなかった。
楽しんではいけないとどこかで罪悪感があったのかもしれない。

そして海と出会ってしまった。
彼と出会ってSEXは楽しむものなんだと初めて知った。
笑いながらのSEXなんて今までしたこともなかった。
抱かれることが楽しい。
私が彼を抱くことが愛しい。


今までそれを知らなかったなんて人生損をしてきた気がする。




テーマ : ひとりごと
ジャンル : アダルト

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