親父が入院して1週間あまり…
今度は看病疲れからおふくろがダウンしてしまった。
病院の簡易ベッドで毎晩寝ていたせいで、腰が悪くなって立てなくなってしまったのだ!
この日を境に、夜は僕が病院に泊まり、昼は女房が病院に詰める…
という生活が始まった。
仕事が終わってコンビニで弁当を買い、病室で女房と交代する…
親父は、病気のせいかとても我が儘で、いろいろな用事を僕に言いつける。
極力笑顔で接しようと僕は思った。
仕事での苦しさは親父の前では出せない…
深夜…何度も苦しむ親父に起こされる…
朝…
女房と交代してコンビニで朝飯を買い、そのまま出勤する…
そんな毎日が続いた…
こんなことを書いたら愚痴になってしまうし、彼女にとってはおもしろくないだろうが…
そんな僕の苦しみを、彼女は少しでも感じていてくれただろうか?
会えないこと、あまりメールや電話をできないことに対する不満をぶつけてくる彼女…
でもそんな彼女を責めたりできなかった…
心の中では「わかってくれ!」と叫んでいた僕…
でもその叫びは、果たして彼女に通じていたのだろうか?
テーマ : 愛の軌跡
ジャンル : アダルト