二人で読む物語　2004年05月04日

海の浮気③

2004/05/04 二人の過去コメント : 0

会うつもりはなかった、気持ちはなく、会話だけだった、その場のノリだった。
いくら言い訳されても私は許せなかった。

私以外の女性とメッセをし、掲示板で私の愚痴を言い、みんなに、

「そんな女、別れたほうがいい」

と書かれれば

「じゃ、別れる」

と書いている海。

見たくなかった。
知りたくなかった。
浮気じゃないといくら言われても、何もなくても私には許せなかった。

私はその掲示板に乗り込み、その女性宛にメッセージを残した。
半ば荒らしといわれる行為だった。
その女性は「私はここにいてもいいの？」とみんなに呼びかける。
仲間は「あなたは悪くないから」という。
笑っちゃうほど少女マンガの世界がそこにあった。
揃いも揃って40代の主婦がそんな会話を繰り広げていたなんて、今思うとおかしくて仕方がない。

私は彼を問い詰め、彼はIDを即削除した。
そこの掲示板は私が書きこんだため、それに便乗した荒らしがやってきて閉じることとなった。

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テーマ : 愛の軌跡
ジャンル : アダルト

04 | 2004/05 | 06

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